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お知らせ

タマネギ苗の予約を現在受け付けています。
また、予約販売は以下の日時で行います。
 〇極早生(浜笑)・・・10月9日~11日
 〇早生(ソニック)・・・10月23日~31日
 〇晩生(もみじ3号)・・・11月7日(木)
※予約なしの方については、上記の予約販売以降に学校開校日12:00~16:00の時間で随時承ります。

桜が丘通信

大島青松園へ

2023年12月27日 17時47分

1226日、西予市生活福祉部人権啓発課主催の「塔和子顕彰事業(大島青松園訪問事業)」に、人権委員や生徒会などの9名の生徒、3名の教員で参加しました。片道約2時間のバスと約30分の船を乗り継ぎ、目的地の大島青松園に到着しました。行きのバスの中では、自己紹介やこの研修の目標を一人ひとりが述べました。そして、大島青松園では、まず初めに社会交流会館でハンセン病やその歴史、大島青松園、入所者の生活など様々なことを教えていただき、理解を深めることができました。また、この施設では、入所から人生を終えるまでの一生をじかに感じることができました。特に、大島青松園は全国で唯一丸ごと療養所であって、島には入所者と職員のみしかおらず、船で島へ向かう時には片道切符を持ち、家族に迷惑をかけないように家族と縁を切って入所すること、また偽名を使っていたこと(骨壺にまで偽名を使っていたこと)、さらに葬儀をあげるために宗派が聞かれたり、検体のためにサインをさせられるなど、入所することは生きては帰れないなど、お話をいただき入所者や家族のことを思うと、胸に熱いものがこみ上げてきました。

 昼食後は、大島会館でハンセン病回復者の常二さんに体験談をお話ししていただきました。常二さんは現在92歳で西条市出身、昭和17年に11歳で大島青松園に入所しました。「入所する時にはどのような気持ちだったのですか」と質問させていただくと、「小学校の検診で感染が発覚し、警察が自宅に(説得に)やってきた。その後母親が高松(大島青松園)に行くかと聞いてきて、汽車に乗れる、船に乗れるという楽しい気持ちで高松へ診察に行けると当初思っていた。しかし母親は泣いていた(どういうことか知っていたから)。そして、兄を見送る際に自然と涙がこぼれ落ちた」とおっしゃっていました。ここでこの療養所からは故郷に帰ることができないと自覚したのではと思いました。また「故郷に帰りたいという気持ちはなかったのですか」と質問させていただくと、「5年間帰れなかった、いや自分で帰らなかった」と言い直されました。「帰ったら嫌われる」という思いや家族に迷惑がかかるという思いから自ら帰らなかったということです。家族に会えない、家族に迷惑がかかる、少年時代の常二さんはどれだけつらい思いをしたのか計り知れません。そのような中でも、前を向いて強く生きてこられたことにも感動しました。ちなみに楽しみの一つに野球があったそうです。

 様々な思いを胸に、その後、フィールドワークに出かけました。納骨堂には2,000名を超える多くの方々のお骨が納められており、その骨壺には偽名が使用されていると聞きました。また火葬場の近くには風の舞(モニュメント)がありました。以前は火葬する差には入所者が海岸で薪を使用し火葬していたとも聞きました。その風の舞(モニュメント)は「せめて死後の魂は風に乗って島を離れ、自由に解き放たれますように」という願いが込められているそうです。最後に、解剖台を目にし、大島青松園を離れました。帰りのバスでは、一人ひとりが研修の感想を述べました。実際に大島青松園を目にし、ハンセン病回復者の常二さんより体験談を話していただける貴重な機会となったと思います。来年度以降も引き続き参加するとともに、今回経験したことをみんなに伝えていきたいと思います。

船へ船内船前集合写真社会交流館社会交流館2上原質問松本つねじ体験談松本つねじさんへお礼松本つねじさんと記念撮影

納骨堂へ献花火葬場モニュメント

解剖台バス内感想

西予市高校生が本会議場で質問!!

2023年12月26日 16時59分

令和5年12月26日(火)、西予市3校(宇和、三瓶、野村)の高校生の代表が西予市の本会議場に集まり、『高校生と議会との意見交換会』を実施しました。今年は議長に3年生の井上廉君が任命され、立派に議事進行をとりまとめました。
質問者席には各校から8名ずつ出席し、各校2名が質問に立ちました。宇和高校の2名は、「高校進学準備応援金の新設について」と「空き家の活用と空き家情報登録制度の充実について」を堂々と質問し、菅家市長から西予市の将来を見据えた展望ある答弁をいただきました。
参加した生徒たちは、心地よい緊張感を感じながら、議会の雰囲気を満喫していました。この経験を生徒会活動などを通して、宇和高校をはじめ西予市内高校発展のために生かしてほしいと思います。
本日は、お疲れさまでした。西予市関係者の皆様、大変お世話になりました。
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塔和子顕彰事業(大島青松園訪問事業)事前研修会

2023年12月25日 14時33分

 明日、12月26日に西予市生活福祉部人権啓発課主催の「塔和子顕彰事業(大島青松園訪問事業)」に、人権委員を中心に生徒11名、教員3名が参加します。そこで、20日終業式後に宇和特別支援学校の成田先生に事前研修会をしていただきました。

 研修の内容は、まず初めに人権とは何かを考え、その後、ハンセン病に関すること、国立療養所大島青松園につて、大島青松園で学ぶべきこと、塔和子さんについて教えていただきました。大切なこととして、現在療養所で生活をされている方々は回復者であること、今回の訪問は人権学習のための訪問であること、そして「出会い」を大切にすることをさらに教えていただきました。

 特に印象に残っていることは、塔和子さんの『胸の泉に』にある「かかわること」を大切にすることです。今回の研修において、ハンセン病回復者の方々とかかわることを心掛けていきたいと思います。また、参加者する方々の中には、31Rと交流を続けていただいている美紀さんや、小学校の先生や三瓶分校の先生方もいらっしゃいます。参加する方々とかかわることも大切にしていきたいと思います。

 今回の研修を企画していただいた、西予市生活福祉部人権啓発課の方々に感謝するとともに、意義深い研修になるよう大島に向かいたいと思います。

成田先生1成田先生2

付箋を貼る浅井課長