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お知らせ

タマネギ苗の予約を現在受け付けています。
また、予約販売は以下の日時で行います。
 〇極早生(浜笑)・・・10月9日~11日
 〇早生(ソニック)・・・10月23日~31日
 〇晩生(もみじ3号)・・・11月7日(木)
※予約なしの方については、上記の予約販売以降に学校開校日12:00~16:00の時間で随時承ります。

桜が丘通信

生物工学科の2,3年生が大腸菌の遺伝子組換え実験を行いました。

2023年1月23日 12時05分
生物工学科

生物工学科の2,3年生が大腸菌の遺伝子組換え実験を行いました。2年生はBIO-RADさんの「pGLOバクテリア遺伝子組み換えキット」を使用し、3年生は島津理化さんの「遺伝子組換え実験キットStandard Version」を使用しました。とても安全性の高い実験で、使用された大腸菌は病原性がありません。実験室の窓を閉め切り、実験後は組換え体や使用した器具をすべて高圧蒸気滅菌し、手指などのアルコール消毒を徹底しました。
大腸菌の形質転換には、小さな環状DNAのプラスミドをベクターとして使用します。大腸菌の細胞膜の中に挿入することで他の生物由来の遺伝子(タンパク質の設計図)を発現させます。今回は、視覚的にわかりやすいオワンクラゲ由来のGFP(緑色蛍光タンパク質)の遺伝子を導入します。
このベクターには、組換え体を簡単に判別するために、アンピシリンという抗生物質を分解する「β‐ラクタマーゼ」の遺伝子が含まれます。ベクターを取り込んだ組換え体のみアンピシリン耐性を獲得し、アンピシリン入りの培地で増殖できます。
この遺伝子組換え技術は、例えば医薬品のインシュリンなども作ることができるそうです。今回の実験では、無色透明のインシュリンを合成しても、大腸菌コロニーの見た目に全く違いがないため、実験結果の違いがはっきりしてインパクトがあるGFPの遺伝子は最適です。(ちなみに原核細胞生物の大腸菌に、オワンクラゲの遺伝子をそのまま挿入しても、真核細胞生物の遺伝子にはイントロンとエクソンの配列があるため機能しません。そのため、オワンクラゲのGFP遺伝子から転写されたmRNAを逆転写酵素でcDNA(エクソン配列のみのDNA)にしたものが使用されています。)
今回の実験キットでは、遺伝子の発現調節機構も学べる優れもので2年生は「アラビノースオペロン」、3年生は「LacZオペロン」による遺伝子のスイッチON、OFFについても観察することができました。
単細胞生物は細胞内で無駄なタンパク質を合成することは、死活問題になるため、不必要な時は遺伝子の発現がストップするように調律されています。前者では糖である「アラビノース」が存在するときだけ、この糖を分解するための分解酵素が作られ、後者では糖である「ラクトース」が存在するときだけ、分解酵素が作られます。
今回導入したベクターのプラスミドは、この分解酵素を作る遺伝子を制限酵素(ハサミ)で切り取って、GFP遺伝子に取り換えています。ファミコンのカセットみたいです。3年生の実験では、「ブルー・ホワイトセレクション」といって、プラスミドの遺伝子のカセットを挿し込む位置に目的の遺伝子が挿入できたか確認する仕組みを疑似的に観察することができました。2年生の実験では、追加実験として、アラビノースのない培地で培養した組換え大腸菌に、あとからアラビノースを加えて遺伝子を発現させ、GFPが合成されたことを確認することができました。









































 

第5回えひめU-18 フットサル大会

2023年1月15日 10時44分

1月14日(土)、サッカー部は第5回U-18 フットサル大会に出場しました。準決勝は前半、善戦しましたが後半、失点を重ね敗れました。3位決定戦は1試合目に奮闘してくれた3年生2人をケガなどで欠いたため1・2年生主体で臨みました。すべての選手が出場し、伸び伸びとプレーし、危なげなく勝利することができました。今大会や日々の練習に参加してくれた3年生、今年度も送迎などに協力していただいた保護者のみなさまに感謝しています。今後、3年生が抜け人数が少なくなりますが、新入生とともに総体へ向け頑張っていきたいと思います。ぜひ、未経験者も含め、一緒に活動してくれる仲間を待っています☆

試合結果 準決勝:宇和4(2-3・2-7)10FCゼブラf

     G畦(A渡邊)G赤松 G森木 G山下

     3位決定戦:宇和8(4-1・4-3)4北条高校

     G山下2(A武久1)G河野2(A畦1)G武田2(A武久1)G田中壱 G岡田(A山下)

 

生物工学科の2年生が、桜ヶ丘タイムの時間に「西予市野村シルク博物館」の見学研修を実施しました。

2023年1月13日 13時15分
生物工学科

生物工学科の2年生が、桜ヶ丘タイムの時間に「西予市野村シルク博物館」の見学研修を実施しました。
宇和高校のルーツは「郡立農蚕学校」なので、SDGsと農業の関わりを学ぶ中で外せない産業の勉強になりました。現在のシルク博物館には、日本に唯一1台しかない最高品質の生糸を紡ぐことができる機械があるそうです。日本には現在、絹の製糸場が4か所しかなく、なんと、その一つがこの「西予市野村シルク博物館」に隣接した施設の中にあります。しかも日本で最高品質の絹糸として認められていて、その取引価格も日本で最高価格(世界最高価格)で取引されているそうです。生産される伊予生糸(いよいと)は「カメリア(白椿)」という名前で商標登録されています。繭を低温処理し、通常の熱風乾燥を行わない独自の生産方法が国に認められ、「GIマーク」の認証を受けています。年間の繭の生産量は約1トン、10kgの繭から反物が2本生産されるということで、その希少性が伝わってきました。伊予糸で作られたベビードレスは、なんと1着120万円するそうです。西陣織など最高級品の素材として伊予生糸「カメリア」が使われていることを学びました。身近に世界最高品質の生産現場があることに感動しました。ありがとうございました。