土佐文旦の受粉樹として「はるか」を定植しました。
2019年4月10日 16時49分3年生の果樹選択生が、土佐文旦の受粉樹として「はるか」を定植しました。カンキツ類は単為結果性の強い性質がありますが、土佐文旦は他家受粉の方が果実の肥大が良くなります。
ちなみに、「はるか」は日向夏(ヒウガナツ)の偶発実生と言われています。近年、ゲノム解析の技術が進歩し、カンキツ類の品種である、「オレンジ」や「クレメンティン」、「ウンシュウミカン」などの全ゲノム配列が特定されています。データーベースを活用することで、品種ごとのわずかな配列の違いを検出できるようになっています。(世界で流通するカンキツ類は、14の先祖品種に由来するそうです。)
この技術を応用すれば、病気に強くしたり、機能性成分の「β-クリプトキサンチン」などが多く含まれるよう品種改良のスピードアップが可能だと言われています。