1、2年生の野菜専攻班による、接ぎ木苗生産が始まりました。
2023年2月27日 16時00分1、2年生の野菜専攻班による、接ぎ木苗生産が始まりました。今回は、ナスの「ピン接ぎ」を行いました。土壌病害などに強い特性を持つ台木に、「庄屋大長」という品種の穂木を接ぎ木します。台木と穂木の切断面が同じになるようにカットすることで維管束接合を促します。接合部分にピンを差し込んで接合するのですが、このピンは、よく見ると六角形になっていて、継いだ穂木がクルクル回ってしまうのを防いでくれます。
ちなみに、ここまで台木と穂木の成長をシンクロさせるのは簡単ではありません。どちらか一方の茎が太くなりすぎても接ぎ木に支障が出るため、1月の播種から繊細な温度・水管理が求められます。「苗半作」という言葉の意味を実感できる全集中の呼吸を要する高度な実習ですね。