生物工学科の2年生が、桜ヶ丘タイムの時間に「西予市野村シルク博物館」の見学研修を実施しました。
2023年1月13日 13時15分生物工学科の2年生が、桜ヶ丘タイムの時間に「西予市野村シルク博物館」の見学研修を実施しました。
宇和高校のルーツは「郡立農蚕学校」なので、SDGsと農業の関わりを学ぶ中で外せない産業の勉強になりました。現在のシルク博物館には、日本に唯一1台しかない最高品質の生糸を紡ぐことができる機械があるそうです。日本には現在、絹の製糸場が4か所しかなく、なんと、その一つがこの「西予市野村シルク博物館」に隣接した施設の中にあります。しかも日本で最高品質の絹糸として認められていて、その取引価格も日本で最高価格(世界最高価格)で取引されているそうです。生産される伊予生糸(いよいと)は「カメリア(白椿)」という名前で商標登録されています。繭を低温処理し、通常の熱風乾燥を行わない独自の生産方法が国に認められ、「GIマーク」の認証を受けています。年間の繭の生産量は約1トン、10kgの繭から反物が2本生産されるということで、その希少性が伝わってきました。伊予糸で作られたベビードレスは、なんと1着120万円するそうです。西陣織など最高級品の素材として伊予生糸「カメリア」が使われていることを学びました。身近に世界最高品質の生産現場があることに感動しました。ありがとうございました。