塔和子顕彰事業(大島青松園訪問事業)への参加!
2024年8月5日 13時51分8月1日、「塔和子顕彰事業(大島青松園訪問事業)」に、本校生徒5名と教員、三瓶分校・野村高校の生徒・教員とともに参加することができました。行きのバスでは、塔和子さんやハンセン病に関するDVDを視聴した後、各自が自己紹介や研修の目標を発表しました。船に乗り換え、到着した大島青松園では、まず初めに社会交流会館でハンセン病やその歴史、大島青松園について、そして入所者の生活などの理解を深めることができました。その後、西条市出身のハンセン病回復者の磯野常二(本名松本常二)さんより体験談をお話ししていただきました。常二さんは、昭和17年に11歳で大島青松園に入所し、苦しい生活を送られていたにも関わらず、そのような中でも前を向いて強く生きてこられたことに心を打たれました。その後、島内をフィールドワークに出かけました。まず納骨堂で献花し、火葬場近くのモニュメント「風の舞」では、「せめて死後の魂は風に乗って島を離れ、自由に解き放たれますように」という願いが込められているとお話を聞きました。最後に、解剖台を目にし、大島青松園を離れました。帰りのバスでは、一人ひとりが研修の感想を述べました。実際に大島青松園を目にし、ハンセン病回復者の常二さんより体験談を話していただける貴重な機会となったと思います。今回経験したことを様々な場面で伝えていきたいと思います。