桜が丘通信

3年生の桜が丘タイムで温州ミカンのプロトプラストを観察してみました。

2020年1月16日 18時46分
生物工学科

3年生の桜が丘タイムで温州ミカンのプロトプラストを観察してみました。
酵素剥皮用の「アクレモセルラーゼ」はセルロースとペクチンを一度に溶かすことができる優れた酵素で、食品添加物にも指定されているので安全性も高いものです。酵素液が等張液になるよう調整し、実験時間の短縮のために真空ポンプで酵素液が浸透しやすくしてみました。1時間弱で細胞壁(セルロース)とペクチン(細胞同士をくっつけている糊のようなもの)を分解して裸の細胞「プロトプラスト」を観察することができました。細胞壁がないと等張液中の細胞は真ん丸になるんですね。