桜が丘通信

高アミロース米の「モミロマン」の試験栽培が始まりました。

2018年5月2日 19時01分
生物工学科

「モミロマン」とは、多収米品種で10アール当たり800kg以上の収量があります。高アミロース米に分類され、通常の炊飯には適しません。主に飼料用などに栽培されていたのですが、近年、「米ゲル」を作るために高アミロース米の性質が注目されています。1アールの実験田で試験栽培を行います。計算上は80kg以上の収量を見込んでします。結果が楽しみです。
播種後、幼葉鞘(ようようしょう)と幼根が出て発芽がそろったので、寒冷紗で光を徐々にあてて緑化を行いました。真っ白な幼葉鞘が数時間で緑色に着色し、光合成を始める準備が始まりました。植物の成長はいつも神秘的です。