桜が丘通信

みかん研究所で、カンキツの交配による育種について学びました。

2018年5月1日 18時20分
生物工学科

3年生の常緑果樹選択生が、みかん研究所の山本先生からカンキツの交配による育種について学びました。開花前の蕾を母株として、花弁や雄しべを除去し、父株の花粉を受粉させ、その後昆虫や風が花粉を運ばないように袋掛けをして、両親の品種名が分かるようにラベルを付けました。今回、母株は「河内晩柑(かわちばんかん)」、父株は見本園の様々な品種の中から選んで交配を体験させていただきました。交配して種子をとり、選抜を行い、品種登録するまでには長い年月がかかり、甘平は交配から品種登録まで約16年かかっており、これでも期間が短いほうだと聞き驚きました。貴重な時間を作っていただきありがとうございました。