桜が丘通信2025

みかん研究所で、カンキツの交配による育種について学びました。

2018年5月1日 18時20分
生物工学科

3年生の常緑果樹選択生が、みかん研究所の山本先生からカンキツの交配による育種について学びました。開花前の蕾を母株として、花弁や雄しべを除去し、父株の花粉を受粉させ、その後昆虫や風が花粉を運ばないように袋掛けをして、両親の品種名が分かるようにラベルを付けました。今回、母株は「河内晩柑(かわちばんかん)」、父株は見本園の様々な品種の中から選んで交配を体験させていただきました。交配して種子をとり、選抜を行い、品種登録するまでには長い年月がかかり、甘平は交配から品種登録まで約16年かかっており、これでも期間が短いほうだと聞き驚きました。貴重な時間を作っていただきありがとうございました。
 

 

 

 

 

 

総合学科スタート

Q2.「アグリビジネス」系列の「新しい学び」とはどのようなものでしょうか。

2025年12月16日 08時30分

A2.地域の農業が抱える課題の解決のために、6次産業化、農業DXについての学びを充実させます。

 近年、農業は高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加などの深刻な課題に直面しています。そこで、6次産業化の学びとして新たに生産・加工の学び(「地域資源活用」)を加えて地元資源を活かした商品開発を行い、営業許可を取得した上で商品の販売まで行います。また、農業DXの学びとしてセンサーやAIを活用したスマート農業に取り組み、ドローンも活用しながら効率的な栽培や管理の方法も学びます。

変更1アグリ

Q1.総合学科になって、今の普通科と生物工学科の学びはどうなるのでしょうか。

2025年12月15日 10時26分

A1.今の普通科と生物工学科の学びをしっかりと受け継ぎます。そして、新たな学びを加えて、パワーアップします。
 現在(いま)の宇和高校には、Ⅰ型とⅡ型からなる普通科2クラスと生物工学科の1クラスがあり、定員は120名です。総合学科がスタートすると2年生からは、普通科Ⅰ型を受け継ぎ情報科目を充実させる情報マネジメント系列、普通科Ⅱ型を受け継ぐ文理探究系列、生物工学科を受け継ぐアグリビジネス系列、そして全く新しいスポーツキャリアデザイン系列に分かれます。つまり、宇和高校の総合学科とはまるっきり新しいものに変わるのではなく、今を「受け継ぐ学び」と「新しい学び」からから成る学科です。そして、今と同じ120名が定員で4つの系列になるので、今以上に細かく充実した学びと、一人一人に行き届く丁寧な指導が実現されます。

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