桜が丘通信2025

紅八朔のMA(Modified Atmosphere)包装を行いました。

2019年1月31日 17時23分
生物工学科

2年生の常緑果樹専攻生、紅八朔のMA(Modified Atmosphere)包装を行いました。
12月16日に収穫して、約1か月予措(よそ)を行い、果実重量の5%水分を減少させます。こうすることで酸度を調整し、貯蔵性を高めます。次に貯蔵に入るために「Pプラス」というMA包装用の特殊なフィルムでできた袋に紅八朔を個包装していきます。
「Pプラス」は、フィルムの透過性と青果物自身が行う呼吸とのバランスにより、袋内を少しずつ「低酸素・高二酸化炭素」の状態にしてくれます。果実の呼吸量を最小限に抑えることで鮮度を驚くほど長く保つことができます。
大規模なCA(Controlled Atmosphere)貯蔵では、二酸化炭素の濃度を高める装置や、大規模な冷蔵庫が必要なのに対し、MA包装は特殊なフィルムのみで、同じような効果があるのでとってもエコロジーです!
 



総合学科スタート

Q2.「アグリビジネス」系列の「新しい学び」とはどのようなものでしょうか。

2025年12月16日 08時30分

A2.地域の農業が抱える課題の解決のために、6次産業化、農業DXについての学びを充実させます。

 近年、農業は高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加などの深刻な課題に直面しています。そこで、6次産業化の学びとして新たに生産・加工の学び(「地域資源活用」)を加えて地元資源を活かした商品開発を行い、営業許可を取得した上で商品の販売まで行います。また、農業DXの学びとしてセンサーやAIを活用したスマート農業に取り組み、ドローンも活用しながら効率的な栽培や管理の方法も学びます。

変更1アグリ

Q1.総合学科になって、今の普通科と生物工学科の学びはどうなるのでしょうか。

2025年12月15日 10時26分

A1.今の普通科と生物工学科の学びをしっかりと受け継ぎます。そして、新たな学びを加えて、パワーアップします。
 現在(いま)の宇和高校には、Ⅰ型とⅡ型からなる普通科2クラスと生物工学科の1クラスがあり、定員は120名です。総合学科がスタートすると2年生からは、普通科Ⅰ型を受け継ぎ情報科目を充実させる情報マネジメント系列、普通科Ⅱ型を受け継ぐ文理探究系列、生物工学科を受け継ぐアグリビジネス系列、そして全く新しいスポーツキャリアデザイン系列に分かれます。つまり、宇和高校の総合学科とはまるっきり新しいものに変わるのではなく、今を「受け継ぐ学び」と「新しい学び」からから成る学科です。そして、今と同じ120名が定員で4つの系列になるので、今以上に細かく充実した学びと、一人一人に行き届く丁寧な指導が実現されます。

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