桜が丘通信2025

「食塩濃度20%以上では、ほとんどの微生物は増殖できない」のか実験しました。その結果・・・。

2018年6月24日 13時27分
生物工学科

3年前に、現在の生物工学科の3年生が1年生のころ、ダイコンの切片を塩漬け(食塩濃度0%、5%、10%、15%、20%)にして実験を開始しました。常温で3年間放置した結果、目視で20%の食塩水に付けた切片のみ無事でした。
浸透圧が高く、水分活性(AW)が0,8以下に保たれていることで微生物の増殖が抑えられています。
「梅干し作り」の食塩の分量を「食品製造」の教科書で調べると、やはり20%になっていました。(最近は減塩のものが主流ですが)江戸時代の梅干しが腐らずに残っているのも納得です。
 

 
<3年前>
 

<およそ3年後>
 

総合学科スタート

Q2.「アグリビジネス」系列の「新しい学び」とはどのようなものでしょうか。

2025年12月16日 08時30分

A2.地域の農業が抱える課題の解決のために、6次産業化、農業DXについての学びを充実させます。

 近年、農業は高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加などの深刻な課題に直面しています。そこで、6次産業化の学びとして新たに生産・加工の学び(「地域資源活用」)を加えて地元資源を活かした商品開発を行い、営業許可を取得した上で商品の販売まで行います。また、農業DXの学びとしてセンサーやAIを活用したスマート農業に取り組み、ドローンも活用しながら効率的な栽培や管理の方法も学びます。

変更1アグリ

Q1.総合学科になって、今の普通科と生物工学科の学びはどうなるのでしょうか。

2025年12月15日 10時26分

A1.今の普通科と生物工学科の学びをしっかりと受け継ぎます。そして、新たな学びを加えて、パワーアップします。
 現在(いま)の宇和高校には、Ⅰ型とⅡ型からなる普通科2クラスと生物工学科の1クラスがあり、定員は120名です。総合学科がスタートすると2年生からは、普通科Ⅰ型を受け継ぎ情報科目を充実させる情報マネジメント系列、普通科Ⅱ型を受け継ぐ文理探究系列、生物工学科を受け継ぐアグリビジネス系列、そして全く新しいスポーツキャリアデザイン系列に分かれます。つまり、宇和高校の総合学科とはまるっきり新しいものに変わるのではなく、今を「受け継ぐ学び」と「新しい学び」からから成る学科です。そして、今と同じ120名が定員で4つの系列になるので、今以上に細かく充実した学びと、一人一人に行き届く丁寧な指導が実現されます。

1

2